◆今までに2回接種を受けたことがある人の救済措置
2回目の接種を受けてから1年以内のような場合
<これは区役所でもらう「日本脳炎予防接種案内メモ・パターンC」に似ていますが、次の3回目接種のタイミングに注意してください>
使う予診票 | 間隔 | 註 | |
1回目 | T期初回@ | 済んでいる | |
2回目 | T期初回A | 済んでいる | |
概ね1年 | ※3 | ||
3回目 | T期追加 | ←次はこの接種 | |
概ね5年 | ※5 | ||
4回目 | U期 | ※2 |
2回目の接種を受けてから概ね1年以上5年未満経過したような場合(例えば5歳のときにT期2回目の接種をしていて今8歳というような場合)
<これは区役所でもらう「日本脳炎予防接種案内メモ・パターンC」とほぼ同じものです>
使う予診票 | 間隔 | 註 | |
1回目 | T期初回@ | 済んでいる | |
2回目 | T期初回A | 済んでいる | |
3回目 | T期追加 | ←次はこの接種 | |
概ね5年 | ※5 | ||
4回目 | U期 | ※2 |
2回目の接種を受けてから5年以上経過したような場合(例えば3歳のときにT期2回目の接種をしていて今9歳というような場合)
<これは区役所でもらう「日本脳炎予防接種案内メモ・パターンD」とほぼ同じものです>
・区役所でT期初回Aの予診票をもう1枚余計にもらえます
・すでにU期の予診票を使って9〜12歳に1回受けてしまった人も、使う予診票の順番を入れ替えて接種することができます
使う予診票 | 間隔 | 註 | |
1回目 | T期初回@ | 済んでいる | |
2回目 | T期初回A | 済んでいる | |
3回目 | T期初回A | ←次はこの接種 | |
3〜4週間(それ以上あけても良いく1年程度あけたほうがよいかもしれない) | ※1 | ||
4回目 | T期追加 | ||
概ね1年(むしろ2〜3年か、できれば5年とか長めのほうが良いと思います) | ※4 | ||
5回目 | U期 | ※2 |
※1 T期の1回目と2回目の間隔は予防接種法では1〜4週間と書かれていますが、効果の面からはやや長めにあけたほうがよく、3〜4週間をおすすめします。しかし、過去に2回やっているのですから、その免疫が全くゼロになっているとは考えにくく、むしろこれ以上あいたとしても(例えば1年あいても)あまり問題なく、あけたほうが良いかもしれません。横浜市ではわかりにくい表現ですが、『6〜28日以上の間隔をあけて』と案内しています。個人的には1年程度あけたほうが良いのではないかと思います。
※2 9歳以上になってからでないとU期予診票が使えないので注意してください。
※3 2回目と3回目(T期初回の2回目と追加)の間隔は概ね1年以上あけたほうが良いので、すぐに接種する必要はありません。2回目の接種から概ね1年あけてT期初回追加の接種券を使って受けてください。
※4 小さい頃に受けた2回接種後の免疫の持続については十分なデータがないため、横浜市では3回目から基礎免疫を付け直すイメージで、3回目、4回目を3〜4週間間隔で、その後概ね1年あけて5回目という案内をしていますが、小さい頃の2回分の免疫がないことはないと思うので、この概ね1年というのはもう少し長くとってもよいように思います。例えば2〜5年あけて接種するのも、通常の接種パターンでいえばU期に相当する追加免疫(ブースター)としての効果もあると思えるので、個人的には間隔をあけることをおすすめしたいと思います。4回目が3回目から1年程度あけた方は、その後5年程度あけてU期をしたのと同様な効果を狙うほうが良いと思います。特に2回目の接種から5年以上経過したとはいえ、6〜7年ぐらいの方にはおすすめです。このことについてもう少し詳しい解説を読みたい方はここをクリックしてください。
※5 星川小児クリニックでは「できれば4年程度はあけて」とお話しして母子健康手帳にもそのように書き入れることが多かったと思いますが、今回の救済措置で接種年齢上限に余裕ができましたので、概ね5年としてご理解ください。
救済措置は、通常の接種ができなかった方で、平成7年6月1日〜平成19年4月1日生まれの方のみが対象になります。
どうして平成4年5月31日生まれ〜ではないの?と、疑問に思う方はここをクリックしてください
7歳6ヶ月〜19歳(20歳未満)の間に限り、定期接種として接種を受けることができます。