これからは、特に都市部では単に自宅からの距離だけで小児科を選ぶのではなく、おそらくもう少し広い範囲で、ご自分のイメージ、価値観にあった小児科を探す時代になると思います。たとえて言うと、幼稚園選びと似ているかと思います。(保育園もそのうちにそうなると思いますが・・・今は保育園が少なくてちょっと無理かな?)あまりに遠いのは無理だけど、赤ちゃんの病気で、ものすごく急ぐというようなことは、お父さんお母さんがホームケアを学んでいくと意外に少ないことがわかるもので、交通の便や診療時間などももちろん考えますが、おそらく、どんな診療が受けられるのか、どんなことが学べるのか、どんな雰囲気なのか、どんな空気なのか、そしてそのクリニックを身近に感じられるかどうか、そんなことが選ぶ基準になってくると思います。
しかし、普通はかぜをひいたりしないと、あるいは予防接種などのタイミングでないと、ちょっと覗いてみるだけというのも難しいですね。
でも、テニススクールだって、カルチャースクールだって、「体験コース」がありますね。
そこで当院では、主に看護師などのスタッフがご案内する「クリニック見学コース」を作りました。
たぶんはじめての赤ちゃんなどのかたが多いと思うので、「クリニック見学コース・こんにちは赤ちゃん」という愛称をつけましたが、転居など、いろいろなご事情があると思いますので、転院のご相談ももちろん大丈夫。ご遠慮なくおいでください。
はじめての予防接種などと組み合わせていただいてもかまいませんし、医師の診療との組み合わせもできます。予防接種のプラン作りのお手伝いもできます。看護師でお受けできるご相談(そのほうが多いかも?)も歓迎です。ご希望があれば、身長体重測定もできます。また、赤ちゃんはおうちでご家族とお留守番をしてもらって、ママが久しぶりにおひとりでクリニックを見に来られるというのもいいかもしれませんね。
それから、まだ赤ちゃんに「こんにちは」ができませんが(笑)、妊娠中にいらしていただいても大歓迎です。(そういうのを、prenatal visit
と言って推奨されています)
また、併設している病児保育室の見学もできます。お待ちいただく待合室は、ご病気でなければ、予防接種などに使う部屋ですから、かぜのシーズンでも安心していらしてください。
また、名前のように「赤ちゃん」でなくても、引っ越しなどで新しいかかりつけの小児科を探しているんだけど、その前に見学をというようなご相談も、もちろん大丈夫です。
繁忙日やスタッフの人数によってできない日がありますが、2週間ぐらい前ごろであれば、予定もわかっていますので、クリニック

にお電話いただければご案内いたします。
なお、母子健康手帳、健康保険証、乳幼児医療証などを忘れずにお持ちください。(出産前の方はもちろん不要です)