1歳になってからのワクチン

このページは2024年3月までに、五種混合ではなく、四種混合、ヒブワクチンを使って接種を開始した方向けのページです。五種混合から開始された方は、このページではなく、こちらのページをご覧ください。

ワクチンの名前をクリック(タップ)するとそれぞれの解説ページにジャンプします。

MRワクチン

MR1期は、麻疹・風疹の混合ワクチン。1歳のお誕生日になったら、すぐに接種しましょう。(MR2期は、幼稚園保育園の年長組の1年間に接種します)

肺炎球菌ワクチン(追加)

生後12~15ヶ月に1回接種します。乳児期の3回目からの間隔は、60日以上はあけるとされていますが、ヒブワクチンと同様に7ヶ月以上はあけると良いでしょう。

ヒブワクチン(追加)

乳児期の3回目から7ヶ月以上あけて、1歳以上になってから1回接種します。
肺炎球菌のスケジュールと実質的には同じで良いのですが、ヒブワクチンは「3回目から7ヶ月以上あける」という縛りがあるのでご注意ください。

水痘ワクチン

水ぼうそうは2014年10月から定期接種になりました。2回接種が必要です。
1回目は1歳になったら早めに接種し、2回目は1回目から約6ヶ月あけて(3ヶ月以上あければ接種可能)接種します。無料で接種できるのは1歳~2歳(3歳未満)の2年間です。

四種混合ワクチン(追加)

1期初回3回目から12~18ヶ月を目安に接種します。肺炎球菌やヒブと接種パターンが似ていますが、3回目から追加までの間隔の考え方がかなり違うので、注意してください。四種混合の追加はそれほど急ぎません。

(注)四種混合のスケジュールの中の1回を三種混合ワクチンに変更するメリットもあります。そのご説明はこちらです。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜは、任意接種ですが、日本小児科学会では2回接種をすすめています。
MRの1期・2期と同じようなスケジュールで良いと思いますが、1回目はMR1期ほど急がなくてもよいので、他の予防接種で忙しければ、1歳3ヶ月ぐらいまでにするくらいでも良いと思います。2回目は3歳ぐらいでしたほうが良いという考え方もあります。1回接種の場合、効果が不確実でかかってしまうこともしばしばありますが、1歳の間には接種したほうが良いでしょう。

インフルエンザワクチン

インフルエンザは、任意接種ですが、毎年10~12月に接種しています。
回数は12歳以下の小児は添付文書上は2回なのですが、毎年続けているお子さんで、3歳以上であれば、必ずしも2回接種でなくても良いかもしれません。0~2歳でしたら2回接種をおすすめします。
間隔は日本の添付文書上は2~4週と書かれていますが、諸外国では2回接種とするならば、たいてい1ヶ月あけるというのが目安です。効果を持続させるには間をあけたほうが有利なわけで4週よりも多少長くなってもかまいません。(流行が差し迫っているときは短めにすることもあります)
なお、当院で行う他のどの予防注射とも、同時接種ができます。

B型肝炎ワクチン

すでに乳児期に接種が済んでいたら必要ありませんが、未接種でしたら任意接種ですが、おすすめしたいワクチンです。開発途上国も含めて、普通の国ではかなり以前から定期接種になっています。数年前までは積極的にすすめてはいなかった(ヒブや肺炎球菌ワクチンを導入することが先だった)ワクチンですが、日本小児科学会でも積極的にすすめるワクチンという位置づけとなり、将来の肝臓がん予防という意味でも接種希望者が増えています。詳細は、こちらのページをご覧ください。B型肝炎ワクチンがまだであれば、MRワクチンと一緒にB型肝炎ワクチンの1回目を同時接種、その4週間後に他のワクチンなどとの組み合わせで2回目のB型肝炎ワクチンを同時接種というプランもおすすめです。

接種プラン作成サポートをご希望の方は母子健康手帳をお持ちの上、お気軽にスタッフにおたずねください。
医師ともご相談されたい方は、「平日予防注射」「土曜予防注射」のご予約をいただければ、実際には注射をしなくても、ご相談だけで全然大丈夫です。(無料)
一般診療のついでにお聞きいただいてももちろんかまいません。